豊田真由子議員につけるクスリ

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自民党豊田真由子議員の「モラハラ」「パワハラ」発言と暴力が話題になっています。


公開された豊田議員の「この、ハゲー!!」「違うだろ、違うだろー!!」の罵声が与えるインパクトに、世間の皆さんはドン引きです(汗)。

 

 

豊田議員の東京大学法学部卒、ハーバード大学大学院卒、という華麗過ぎるプロフィールが与える、「知的」「優秀」「真面目」な印象をものの見事にひっくり返してくれました。

 

私もこの事件を知って驚きましたが、同時に「あぁ、この人は相当『怒り』を抑圧してきてしまったんだな」と思いました。

 

 

事実、豊田議員は子どもの頃、父親が母親にDVをする家庭で育ったようです。

 

当然、豊田議員自身も父親から何らかの精神的・肉体的虐待を受けていたことでしょう。

 

 

父親とは、主に家庭で家計費を稼いできてくれる、絶対的君主のような地位にあります。

 

戦前の日本は「家父長制度」というものがあって、父親の権利は絶対でした。

 

当然、子どもは父親に対して口答えは許されません。

 

子供が父親に対して口答えしたり、言いつけに背くようなことをしたりすれば、父親からの鉄拳制裁が容赦なく飛んできました。

 

 

が、それはあくまで戦前のお話で、今は「友だち親子」のような、親と子の精神的な垣根は取り払われる傾向にあります。

 

このような時代において、家族に暴力を振るう父親は、単なる暴君です。

 

 

そして、暴力で家族を自分の意に従わせるような父親は、例外なく自分を嫌っています。

 

自分を嫌っているので、家族が自分の命令に従わないと、不安でたまらなくなり、暴力を振るってしまうのです。

 

 

父親から精神的虐待を受けて育った豊田議員は、父親への「怒り」を抑圧しながら育ってきたことでしょう。

 

経済的に自立できるようになるまで、子どもは親を頼らないと生活できませんから、どんなに親が憎くても、子どもは親の言うことに従います。

 

そして、生きるために親への「怒り」を抑圧します。

 

こうして抑圧された怒りが、今回の事件のように、秘書に向けてブチまかれてしまうのです。

 

 

おそらく、豊田議員の頭の中には、いつも「父親への抑圧された怒り」がグルグルと渦巻いていることでしょう。

 

そして、ちょっと気に入らないことがあると、他人に向けて大爆発してしまうのです。

 

 

が、自分より弱いものに向けて怒り狂うその姿は、幼い頃に豊田議員の父親が豊田議員に向けて怒りをブチまけていたその姿そのものです。

 

 

つまり、忌み嫌っていたはずの、家族に暴力を発散させる父親と、全く同じことをしているのです。

 

東大法学部、ハーバード大と、本来は優秀な女性なのですから、「抑圧された怒り」は「アンガー・バニッシュメント」で消失して、国民の生活をよりよく向上させるために頑張ってもらいたいですね。