千葉県我孫子市で犠牲になった女児の事件

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千葉県我孫子市で、登校途中に行方不明になった9歳の女児が、排水路で死体となって発見されました。

 

大変残念なことですが、こうした幼女や女児を狙った事件も、毎年後を絶ちません。

 

こうした事件を起こす犯人を「変態」と決めつけて断罪するのはたやすいことです。

 

大切なのは、こうした犯人を生み出さないようにすることです。

 

こういう犯罪を起こした加害者が刑務所に入ると、「矯正教育」が行われて、2度とこのような犯罪を起こさせないようにするようです。

 

 

「刑務所内のプログラムは、再犯低下効果が実証されているカナダのプログラムを土台としていて、再犯のリスク、認知の(ゆが)み、被害者の視点、など学習するべき内容を記載したテキストと、課題が載っているワークブックとが用意されている」

 

出典:性犯罪「再犯防止プログラム」に効果はあるのか : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2/3

 

 

 

しかし、私はこうした矯正教育が本当に効果があるのか、大いに疑問です。

 

なぜなら、こうした女児や幼女を狙う性犯罪者は、「自分を愛してくれなかった母親への怒り」に駆られて犯罪を起こすからです。

 

穏やかな情緒を持った母親から、穏やかな愛情を一身に受けて育つと、男の子は成人すると成人女性に対して自然な愛情を持ちます。

 

その自然な愛情の根っこには、「私は、お母さんから十分に愛されて育った。私は、女性から愛される価値のある人間だ」という自信があるからです。

 

ところが、これが情緒が不安定な母親から、肉体的、精神的暴力を受けて育つと、子どもはこうした自信を持てなくなります。

 

「私のお母さんは、私を愛してくれなかった。きっと、世の中の女性もお母さんと同じように私をひどい目に遭わせるに違いない」と思い込みます。

 

その結果、自分が成人しても、成人女性に興味を持てなくなります。

 

いざ成人女性と接すると、自分の母親が自分に対して虐待したときのことが甦ります。

 

そうすると、成人女性が怖くてたまらなくなってしまいます。

 

そのために、自分の歪んだ性欲を、幼女や女児に対して発散させようとします。

 

成人女性は怖くても、幼女や女児なら、「自分の思い通りにできる」という思い込みがあるからです。

 

ですから、このような小児性愛者に対して一般の矯正教育は、意味がありません。

 

自分の母親に対する怒りを、「アンガー・バニッシュメント」で消失させることなのです。

 

そうすれば、成人女性が怖くなくなり、自然な「一対一」の関係を築くことに抵抗が無くなることでしょう。