税務署職員につけるクスリ

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先日、用があってとある税務署へ出かけました。

 

確定申告の時期なら税務署は大混雑ですが、今の時期はガラガラです。

 

冷房が効いた署内で、職員さんたちも明らかに手持無沙汰な感じでした。

 

私はカウンターで「〇〇の用紙が欲しいので、50枚ください」と、カウンターの男性職員にお願いしました。

 

すると、「50枚だって!50枚は多すぎるだろう!」と、突然激高されました。

 

前回、同じカウンターで別の職員さんにお願いしたときは快く50枚出してきてくれたので、「いったい、何をそんなに怒っているんだろう?」といぶかしがりながら、その旨を伝えました。

 

すると、その言葉が気に入らなかったらしく、さらに激高して「そんなに必要ないだろう!」と喚きだしました。

 

(あ、関わっちゃいけないタイプの人間だな・・・)と、素早く察した私はその場で引き下がることにしました。

 

その後も、その男性職員さんは別の職員さんに向かって「50枚なんて出せるか!」と聞こえるように大声を出していました。

 

もし私が「5000枚ください」と言ったら、それは明らかに多すぎですが(汗)、たった50枚でそこまでおおげさに騒ぐほどのことではないですよね。

 

もし、国家公務員法で「一般国民に渡す用紙は、1度に10枚まで」という規定があるなら話は別ですが。

 

それに、積極的に納税するために用紙をください、と言っているのですから、むしろ職員さんから歓迎されるところです。

 

ほとんどの公務員さんは、真面目にお仕事をされています。

 

が、残念ながら、この男性職員さんのように「権力をかさに着て」、一般国民をわざと不快にさせるような言動をとる人もいます。

 

冷房の効いた署内で、ヒマそうにしているのですから、暑さでイライラしている訳でもなく、忙しさでイライラしている訳でもないですよね。

 

つまり、この男性職員さんがイライラしているのは、100%「自分のキャパシティの狭さ」ということです。

 

これは、「モンスター・クレーマー」の逆バージョンです。

 

モンスター・クレーマーは、「客と店員さん」のように、立場の違いにあぐらをかいて「店員相手なら、どんな文句を言ってもいい」という思い上がりを持っています。

 

komyushou-kokufuku.hatenablog.com

 

おそらく、この男性職員さんは、「税務署にくる一般国民相手なら、どんなに不快にさせるようなことでも言ってもいい」と思っているのでしょう。

 

このように、権力をかさに着て一般国民に不快な思いをさせて自分のイライラを解消させる人は、自分の行いが他の真面目に働いている税務署職員さん全体のイメージを低下させている、ということに気が付いていません。

 

それに、そうやって一般国民に不快な思いをさせて自分のイライラを解消する方法が通用するのも、自分が税務署で働いている間だけ、ということにも気が付いていません。

 

この職員さんも、やがて定年で退職する日を迎える日がくることでしょう。

 

税務署職員でなくなったら、「タダの人」です。

 

そのとき、今までのやり方で自分のイライラを解消できなくなったということに気が付いたとき、この人はどうやって自分のイライラを解消させるのでしょうか?

 

仕事をしているときでも、退職して「タダの人」になっても、心が広くて、周囲から愛される人間になりたいですよね。