「アンガー・バニッシュメント」のススメ
毎日毎日、TVや新聞ではゾッとするような事件を伝えるニュースが後を絶ちません。
「つい、カッとなって人を殺した」なんていう事件を知ると「どうして、そんな些細なことで・・・」と、不思議がる人もいることでしょう。
また、近頃は駅員さんへの暴力など、理不尽な暴力が後を絶たないようです。
最近のニュースでは、男子高校生が校内で教師に向かって暴力を振るった、という事件もありました。
その男子高校生が暴力を振るった動機が「誰かに暴力を振るいたかったから」だそうです。
そんな動機でケガを負わされた教師も、本当にお気の毒です。
どうして、こんなにも「怒り」が蔓延する社会になってしまったのでしょう?
現代はストレス社会、と言われて久しいですが、ストレスが溜まったからと言って暴力を振るって発散していては、世の中犯罪者だらけになってしまいます。
それに、暴力を振るってその場はスッキリしても、その後は刑務所送りになるのは確実です。
つまり、怒りを暴力で発散していては、誰一人として得にならないのです。
最近は、そういった風潮を反映して「アンガーマネジメント」なる講座に人気があるようです。
でもその内容は、「怒りそうになったら、2、3秒深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう」という程度。
「そんなんじゃ、何の役にも立たない」と、お嘆きの人も多いことでしょう。
それもそのはず、「アンガーマネジメント」は、「怒り」をただ潜在意識に押し込めただけなのです。
そして、しばらくするとまた押さえつけられた「怒り」がムクムクと頭をもたげてきます。
しかも、厄介なことに「怒り」は押さえつければ押さえつけるほど、さらに強力になって増大する、という性質があります。
つまり、「アンガーマネジメント」は、怒りっぽい人にとってかえって悪効果にしかならないのです。
そこで、私は「アンガー・バニッシュメント」を提唱します!
「バニッシュメント=vanishment」は、英語「vanish」の名詞形です。
「vanish」には、「消える、消えてなくなる」という意味があります。
また、数学英語として用いられる場合には「ゼロになる」という意味があります。
つまり、「アンガー・バニッシュメント」は、「怒りをゼロにして、消滅する」という意味です。
「アンガーマネジメント」と違って、潜在意識から「怒り」が消滅するので、あなたは一生、「怒り」から解放されます。
怒りっぽくて、すぐにカッカしていては、仕事でもプライベートでも、何一ついいことはありません。
ぜひ、「アンガー・バニッシュメント」で、誰からも好かれる、「人望のある人」を目指しましょう!